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一部では話題になっていたのかもしれませんが、たまたまWebの記事でこの ”ガンマ波サウンドケア「kikippa」” を見つけまして、現在かろうじて一人暮らしをしている認知症の母に少しでも効果が出ないか?と半分すがるような気持ちで購入し、試してみることにしました。
1.ガンマ波サウンドケア「kikippa」とは?
ガンマ波サウンドケア「kikippa」とは、テレビにつなぐだけで、テレビの音をガンマ波サウンドに変換するスピーカーです。
この製品は、健康価値の提供を通じて社会に貢献するというシオノギヘルスケアと、ダイバーシティ&ヘルスケア領域での研究開発と事業化に取り組むというピクシーダストテクノロジーズが販売しているスピーカーで、塩野義製薬とピクシーダストテクノロジーズが共同開発した「ガンマ波変調技術」を搭載したものです。

この「ガンマ波」って何?って思いますが、よく脳がリラックスしている時に「アルファ波」を出す、なんて聞いたことありませんか?
「ガンマ波」も「アルファ波」と同じように脳の活動状態を反映している脳波だそうで、「アルファ波」のリラックスに対して、「ガンマ波」は記憶や集中力に関係する脳波だそうです。
この「ガンマ波」は歳をとると共に弱まっていくそうなのですが、この「kikippa」スピーカーで「ガンマ波」に変換したテレビの音をただ聴いているだけで脳が鍛えられるそうなんです。
そう、ただテレビの音を「聴きっぱなし」でいいので、「kikippa」なんだそうですよ。
では、「ガンマ波」に変調したテレビの音とは、どんなふうに聞こえるのか?
「ガンマ波」の周波数は40Hzなのだそうで、「ガンマ波変調技術」によってテレビの音をこの40Hzの波に乗せるんですね。
多分、40Hzって結構低い周波数なのかな?とも思いますが、そのせいか実際に「ガンマ波サウンド」を聴いてみると、何か声が震えているような感じの聴こえ方がします。
(イメージ的には口の前にセロファンのシートをくっ付けて宇宙人的な話し声になる、みたいな感じでしょうか??)
シオノギヘルスケアのWebサイトで実際に「ガンマ波サウンド」を体験できますので、興味があれば是非一度聴いてみて下さい。
2.なぜ認知症の母に試してみようと思ったのか?
シオノギヘルスケアのWebサイトを見ると、記憶や集中力に関係する「ガンマ波」と同じ周波数に変調されたテレビの音を聴いているだけで脳が鍛えられる、と説明されてます。
それでは、認知症の母の脳を「いっちょ鍛えてやるか!」と、気合が入った感なのか!?というと、ちょっと違うんですね。
これはシオノギヘルスケアのWebサイトでは特に説明されていないことで、他の関連記事を探して読んでいる中で見つけたのですが・・・
それは、「脳のゴミ」とも言われる「アミロイドβ」が、「ガンマ波」を聴くことによってお掃除される、というのを見たからです。
認知症になるには色々な要因があるんだと思いますが、その一つとしてよく見聞きするのが、脳内に「アミロイドβ」という「ゴミ」が蓄積することにより誘因されると。
色々な記事を見ると、MIT(カリフォルニア工科大学)の研究で、マウスを使った実験において、「ガンマ波」をマウスの脳内に誘導することによって「アミロイドβ」が減少してマウスの認知機能が改善した、という研究報告があるようです。
また、その後の人における臨床試験でも、「ガンマ波」を人の脳に誘導することによる副作用はなく、一定の認知症患者における改善が見られたようなんです。
ただ、当然まだまだ臨床試験の事例も全然少ないでしょうし、効果を謳うだけの確認は行われてませんので、「認知症に効果がある!」とはまだ全く言えない状況ではあるようなんですよね。
それでも効果があったケースもあるなら、お試しにでもやってみよう!と思ったものの
・・・お値段を見て、一旦冷静さを取り戻しました(笑)

スピーカーはただ本体を購入するだけではなくて、本体にSIMカードが内蔵されて通信を行っていることにより、随時自動でアップデートされたり、遠隔から見守りもできるようになっているので、いわゆる「通信費」が別途かかることになります。
ですので、「買い切り」として購入とするとほぼ10万円!という即決するにはなかなかハードルの高い金額になります。
一方で、月々の通信費を払うコースでも毎月2千円弱を払っていかないといけない・・・というのは何気にボディーブローのようにおサイフにダメージを受けるなぁ、と。
ただ、副作用はないようですし、「脳を鍛える」ということで少しでも母の認知症の状態に良い影響を与えることができれば、と考えて買い切りの方で購入を決断しました。
3.現在の母の様子について
コロナが流行した2020年に父が他界してから、母はマンションに一人暮らしをしてます。
ただ、現在まで6年間一人暮らし、という訳ではなく、父はアルツハイマーで、もう詳しくは覚えてませんが亡くなるまでの間10年以上は施設や病院におりましたので、母の一人暮らしというのは実質は20年近くになっていると思います。
母は結婚前は防衛庁(現在は防衛省ですね)で働き、結婚後祖母が他界した以降はまた働きに出ており、歳をとってからも自営で仕事をしている弟の会社の経理業務を手伝ったりと、数字にも強く何かと仕事もできる女性でした。
父がアルツハイマーになり、年齢的・体力的なものもあって母一人では自宅での父の介護が厳しくなったことから、父はそれ以降施設や病院に移りましたので、そこからは母もずっと一人暮らしをしていた訳ですが、歳の割には病院にかかることもなく元気に生活をしてました。
ところが、2020年に父が他界してからですね。急激に母の状態が変化し始めたのは。
それまでは一人暮らしでも認知症の気配は全くなかったのですが、父が他界した以降、母に段々と認知症の症状が出始め、現在ではかなり認知症も進行してきており要介護2の状態となってます。
現在では、一人で買い物をすることもできないため、私が毎週土曜日に1週間分の食べ物・飲み物を補充に行っており、妹が毎週日曜日に洗濯や母をお風呂に入れたり、という感じで週末に通いでの一部介護を行っている状態です。
ただ、幸いなことに、食べ物を用意しておけば、一人で食事はできる(とはいえ、電子レンジ等を使えないので、温める等の加工は全くできませんが)のと、トイレはきちんと一人で行けるので、現状何とかギリギリ一人暮らしができている、といった状態です。
母は、昔から外出するのが好きで、父が他界した後もバスに乗って母が昔から好きなファミレスに行くのが日々の唯一の楽しみとなってましたが、今ではそれも一人で出てしまうと全く帰ることができなくなってしまい、結局出れば警察のお世話になってしまうという状態です。
これまで、何度警察に保護されて、会社で仕事中にも関わらず警察から迎えにきて欲しいとの連絡を受け、仕方なく迎えに行ったか。
(認知症のご家族を持つ方々には「あるある」かもしれませんけどね)
また、追い追い普段の状況をお伝えしながら、果たしてこの「kikippa」スピーカーで母の認知症の状態に何かしらの効果が出るのか?
私自身も楽しみにしつつ、同じような状況の方々は多くいらっしゃるとも思いますので、そういう方々へも何か少しでも参考になることがあればと思って、「kikippa」スピーカーの使用レポートをこれから行って行きたいと思います。
