ZBrush

ZBrushの勉強を始めます

はじめまして。まちくまです。

これから3Dモデリングの代表的なソフトのひとつである「ZBrush」の習得を目指して勉強を始めます!

でも50歳も過ぎ、定年も近くなってから何故ZBrushを始めようと思ったのか?

単純にやってみたいなぁ、と思ったのが正直なところです。

あとZBrushは、今まで自分がイメージしていた3Dモデリングの方法と違って直感的にできるような感じスカルプトって言うんです)でした。

結局それで「自分でも出来そうだな」という感じを受けて、やってみたいという気持ちを後押ししてくれました。

そもそも3Dモデリングって何?

みなさんは2Dとか3Dっていうのはわかりますよね?

2Dは「2 Dimension」、3Dは「3 Dimension」の略なんですが、2Dは縦x横のいわゆる2次元というやつで、3Dは縦x横x奥行きの3次元ということです。

3Dモデリングというのはこの3D(=仮想3次元)の空間にデジタル的な立体物を作ることです。

この3Dモデリングで映画のキャラクター(ディズニーの「アナと雪の女王」とか、「ミニオンズ」とかのキャラクターはみんなそうです)や、ゲームのキャラクターなんかもみんな作成されているんですね。

最近ではフィギュアもこの3Dモデリングで作って3Dプリンターで印刷して実物にする、っていうのがかなり一般的になってきてます。

で、わたしもオリジナルフィギュアを作って3Dプリンターで印刷してみたいんです!

自分でオリジナルフィギュアを作るだけでも面白そうですよね?

でも今の時代、作った3Dモデリングのデータを販売したり、オリジナルフィギュアを販売したりしてお小遣い稼ぎも夢じゃないんです!

(まぁ、それなりのクオリティのものを作って売れたら、ですけどね)

3Dモデリングで何故ZBrushを選んだのか?

3Dモデリングを始める場合に、まずはどんなソフトを使うかを決める必要があります。

3Dモデリングソフトは大きく分けると以下の3種類があり、自分が主に何を目的に3Dモデリングを行うのかで選択することになります。

  1. スカルプト
  2. ポリゴンモデリング
  3. 3D CAD

スカルプト →フィギュアを作りたいならこのタイプ!

スカルプトとは「彫刻する」という意味ですが、作業のイメージは粘土をこねて形を作ってディテールを彫っていくという感じです。

代表的なソフトとしてZBrushがあるんですが、ZBrushの開発元であるPixologic社からはデジタルスカルプティング(デジタル彫刻)初心者向けに無料のソフトも提供されてますので、「お試し」に無料のソフトを入手してどんな感じで3Dモデリングを行うのか?を体感してから考える、というのもありだと思います。

以下の動画でスカルプトってどんな感じか?直感的に操作できるってどういう感じか?を確認してみてください。

ポリゴンモデリング →メカものや構造物等のハードサーフェース系ならこのタイプ

ポリゴンモデリングはある意味では3Dモデリングのベーシックな作成方法と言えるのかもしれませんが、面を構成する頂点を繋いで多面体(と言ってもその「面(=ポリゴン)」が何千万、何億もの数になるんですが)としてモデルを作る感じです。
素人目にはダンボール工作のイメージでしょうか(笑)

このタイプは色々ありますが、Blenderがその中でも有名なソフトのひとつです。

何故かというと、少し難しい話になりますがBlender統合型のソフトというもので、モデリングだけでなくレンダリングやアニメーション等、3D CGに関連することをまとめて行える高機能なソフト(実はスカルプトも行えます)なんですが、何と!無料で入手できるんです。

Blenderオープンソースソフトウェアというもので、作成者がソースコード(プログラム)を無償で公開していて、利用者は無償で使えることは当然ながらソースコードを改変したり、それを再配布したりということが自由に行えるソフトなんです。

ですので、お金をかけずにBlenderを勉強して習得するだけでも3Dモデリングはもちろん、3D CGを極めていくことができる凄いソフトなんです。

以下の動画では超簡単なモデルを作成してますが、スカルプトとの違いを理解していただけるのではないかと思います。

3D CAD →サイズ等を正確に作成したい場合はこのタイプ

これはもう皆さん説明するまでもなく、例えCADを使ったことがなくてもどういうものか?はわかりますよね。

3D CADは紙の図面(平面)に作図するのとは異なり、実物と同じように立体物を立体物(3D)としてデザインを行います。
最近3D CADを使ってスマホのケース(カバー)を作成するのがポピュラーになってますが、スマホに合うサイズで正確に作成しますので、完成後は3Dプリンターで印刷すればそのままケースとして使用することができます。

3D CADソフトにも色々ありますが、現在代表的なソフトといえばFusion360でしょうか。

Fusion360も非常に高機能なソフトですが、教育機関/学生だけでなく個人用・趣味用でも無償で入手・使用することが可能(参考:Fusion360 プランと価格)です。
※但し、個人でも商用利用する場合には有償版の購入が必要となりますのでご注意ください。

結局ZBrushを選んだ理由は何なのか?

実は、BlenderでもFusion360でもフィギュアのモデリングができないわけではないんです。

過去私も「無償」という言葉の誘惑に負けてどちらのソフトも習得しようと試してみたんですが、個人的にはなかなかの難しさを感じて思うように進捗しなかったこともありますが、最大の理由はモデリングで形作っていく時のモチベーション維持ができず、結局挫折してしまいました。

そんなところへたまたまZBrushを見つけて「これはいい!これなら出来そうだ」と直感したんですね。

記事の途中にある3種類の動画を見比べていただくと何となく理解していただけるんじゃないかと思うんですが、BlenderFusion360に比べるとZBrushはある意味スタートから「形」があるんですよね

個人的にモデリングを継続するためのモチベーション維持にこの差が非常に大きくて、少しずつ目標の形に向けて「形作っていく」前者2種類のソフトと、目標の形に向けて「(既にある形を)変形して形を近づけていく」ZBrushとでは大違いなんです。

例えばフィギュアの頭をモデリングする場合に、ZBrushでは「球」から変形してまずざっくりとした頭の形のイメージに近づけるのですが、球を左右潰して、あごになる部分を下に引き出して、とかしただけでなんとなく頭の形になると「おっ、いい感じにできてるじゃん」とかそれだけで嬉しくなってモチベーション上がっちゃうんですよ。

他のソフトではそんなざっくりした状態まで「形作る」のにもっと手間がかかりますからね。

どんなソフトを選んでも最初は操作方法を覚えるだけで時間と手間がかかると思いますが、それを越えて「モデリング作業をもっとやりたい」と思えたのが私にとってはZBrushだったということです。

それでもZBrushを習得するのは簡単なことではないと思いますが、せっかくなのでその過程をこのブログをみてくださる皆さんと共有することで、皆さん、そして特に私と同じように定年後を考える同志の方々に何かしらの参考になれば幸いと思っております。

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